XPでWMP10を使い続ける方法

諸事情で、XP上でずっとWindows Media Player 10(以下、WMP10)を使い続けることになり、そのノウハウを調べたので簡単にまとめます。

1. WMP10をダウンロードする

XPには標準でWMP9が入っているので、まずはこれをWMP10にアップグレードします。Microsoft Updateを介するとWMP11を勧められてしまいますので、手動でアップグレードする必要があります。そこで、WMP10をMicrosoftのサイトからダウンロードします。

ダウンロードしたファイル(mpsetup.exe)をそのまま実行しても、「このバージョンの Windows Media Technologies は、このバージョンの Windows と互換性があります」などという意味不明のエラーメッセージが出て素直にインストールさせてくれません。

2. wmploc.dllとwmvcore.dllを抽出する

mpsetup.exeを適当なアーカイバで解凍し、wmploc.dllとwmvcore.dllという2つのファイルを抽出しておきます。

3. セーフモードからwmploc.dllとwmvcore.dllを上書き

再起動し、セーフモードに入ります。先ほど抽出した2つのファイルをC:\WINDOWS\system32に上書きしておきます。再び再起動します。

4. 通常起動し、WMP10をインストールする

通常起動し、mpsetup.exeを実行するとWMP10のインストールが始まります。

5. レジストリを書き換えてWMPの自動更新を無効にする

WMPが自動で更新されないように、Microsoftのサイトを参考にレジストリに修正を加えます。

6. Microsoft Updateから次の重要な更新を行う

WMP10は最新バージョンではないので、セキュリティを高めるためにMicrosoft Updateから次の重要な更新を行います。

  • Windows Media フォーマット ランタイム 9.5 および 11 を使用している Windows XP 用セキュリティ更新プログラム (KB941569)
  • Windows Media フォーマット ランタイム 9.5 を使用している Windows XP 用セキュリティ更新プログラム (KB923689)
  • Windows XP 用 Windows Media Player 10 のセキュリティ更新プログラム (KB936782)
  • Windows XP Service Pack 3 用セキュリティ更新プログラム (KB952069)

以上です。

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